6/28 第37回 古道探索会/山背(やましろ)古道探索 つね

夏のノーゼンカズラ

6/28快晴!! 梅雨の真ん中、毎年6月の古道活動は大雨。


たとえば、昨年の二上山の登山。大雨、強濃霧はどうしようもなく、
早々に下山。麓の葛城古道散策で、適当に切り上げたのを思い出す。


だのに、今日は、朝から快晴、午後になると、まるで盛夏。
地蔵禅院の枝垂れ桜越しから見渡す木津川の流れは、
しばしの間、涼をとりながらの、観賞に値いす。


さて、本題の山背(やましろ)古道探索は10:00
JR奈良線棚倉駅に、10名集合し、快晴の中、START。


下見はバッチリのハズ。しかしすでに2ケ月前、その上、
今回は下見とは逆コースで設定。道取りがムズイ。(^_^;)


でも、盛夏に近い山背古道は、美しい花々で、目を
楽しませてくれる。古道散策の喜びの一つだ。


中でも、『山城』と言えば、『筍』。しばしな出くわす竹林。
見事に整備されてるのもあれば、
荒れ放題に、放置されてるのもある。


途中に、白鳳末期(680年頃)に渡来人の秦氏
創建したという古刹、『蟹満寺』がある。


本尊の国宝銅造釈迦如来坐像(高さ:267cm、重量:7トン)は、
わが国の仏教美術史上最高傑作とされる奈良薬師寺金堂の薬師像に
比肩しうる秀作とされている。


現在、本堂修理中で拝観できなかったのは、残念。!!


しかし、観音堂の床下に無数の美しい『蟻地獄』、また裏手には
大きな花をつけたタイザンボクと無縁仏の仏塔が、盛夏の中に、
屹立していたのは、無限仏法のお教えと、深く感じいるものがあった。


昼食は、「井手町づくりセンター」にて、冷茶の接待を受けながら
「いろり」を囲んで、各自持参弁当を食す。ことの外、ウマイ。

後は、冒頭の、地蔵禅院の枝垂れ桜越しの、涼とり。
帰りに、井手玉川で見つけた、ハンゲショウの大群落が見事だった。



最後に、桜並木とヤマブキの名所として名高い、井手玉川が、
川一面の『芦』で覆い尽くされていたのは。オドロキ。(@_@)
日本の自然の力も、未だ侮り難し。