活動記録>1/22第68回古道探索会 : 城陽〜伏見

活動記録>1/22

 1月22日、霧で遠目がきかない近鉄京都線寺田駅に集まったのは8人。
10時10分に寺田駅を出発しまず水度神社に向かう。旧街道との交差点にある水度神社の石柱と鳥居を左に見てそのまま東に行き、JR奈良線の線路を越えて

10時35分に水度神社に到着。この神社の本殿は一間社流造で、文安五年(一四四五年)に造営され、重要文化財となっている。また神社の裏手は鴻ノ巣山散策道で、野趣豊かな神社である。境内を暫く散策し、石柱まで戻り、大和街道を北上する。道は狭く両側に家が並んでいて、いかにも旧街道の雰囲気。しかし結構車がよく通るので散漫と歩くと危険だ。今度は久世神社の石柱をみて右折し、JRの線路を渡って11時5分に久世神社に至る。この神社の本殿も一間社流造だが朱色も鮮やかで、再建されたのは比較的新しいように思える。久世廃寺跡もこのあたりだ。再び大和街道に戻り、平川廃寺跡の前を通って

11時30分に久津川車塚古墳に着く。ここは街道のすぐ横、前方後円墳の古墳自体は竹に覆われていて実体が街道から眺めるだけではよく分からない。5分ほど古墳を歩き回り感覚を掴もうとしたが、さて成果は?だ。この地方の豪族の墓と言うことなので、手入れが行き届かないのは仕方ないか。
 途中圓蔵院に寄って11時55分に大宮神社に着く。こぢんまりした神社だが、手前が児童公園のようになっている。時間も頃合いなのでここで昼食を摂る。
12時半に出発し更に北上するとやがて街道は旧国道24号線に合流する。暫く国道の歩道を歩き、小倉西山の交差点を右折して国道と別れ再び街道を行く。この辺りにはお茶屋さんが多い。13時10分巨椋神社に到着し、ここでしばらく休憩する。この頃になると霧もはれてきて東の山が見え始めていた。13時25分に神社を出発し、槙島で国道を横切り、昔の巨椋池の底であったと思われる畑地を歩く。京滋バイパスを潜って右折し、再び国道24号線に至り、国道に沿って北上する。宇治川にかかる観月橋を渡って左折し、やがて運河沿いに歩いて14時50分に伏見の月桂冠大蔵記念館に着く。大蔵記念館を見学して、お酒の試飲を楽しむ。ただ量が少なくちょっぴり不満。それで自分用の酒を買った人も勿論いた。見学と試飲を終え、酒蔵の横を通って15時30分に桃山御陵前駅に到着、今回の行程を終えた。駅近くの「萊々」で恒例の反省会を行い散会となった。  な

写真:水度神社 久世神社 久津川車塚古墳 巨椋神社