活動記録>10/22・23第65回古道探索会  熊野古道(その11)御坊〜塩屋・印南〜南部  中谷

活動記録>10/22・23第65回古道探索会 
熊野古道(その11)御坊〜塩屋・印南〜南部

 前日の天気予報は大雨。十分な雨具を用意して御坊駅に集合した時は曇っていたが、雨は降っていない。構内の食堂で天気予報を聞くと15時頃まで雨は大丈夫とのこと。参加者9人が雨に急かされながら11時に御坊駅を出発。暫くは前回通った道成寺からの道を逆に行き、約30分後から日高川左岸を行く。11時50分岩内王子着。途中の道、

溝には蟹が沢山いた。12時35分に塩屋王子着、ここで昼食を摂り13時5分に出発、13時45分に草履塚着。海岸入り江を行き5分後に42号線にある海産物製造直売の「はし長」でみかんやつまみ等を購入。14時10分御首地蔵に到着。域内に入ると中で作業していた方が住職を呼んできて下さり、扉を開けて中をよく見せてもらい、また親切な説明を受けた。15分ほど案内してもらい印南に向けて出発。暫くすると予報より早く雨が降り出し風も強くなってきたので、全員雨具を着込み15時25分今日の宿の「印南崎」に到着。雨に追われ、いつもよりかなり速く歩いたが、結局追いつかれてしまった。しかし準備した装備が無駄にならなかったとも言える一日だった。
 23日は前日と打って変わって快晴、気温も高め。7時40分に宿を出発。7時55分に叶王子、8時25分に丘の上の斑鳩王子に着く。目の前の海が美しい。暑さが増しここで暫し休憩する。8時45分切目王子、

9時15分に峠にある中山王子に着く。

ここは神社でもあり、秋の祭礼は盛んで賑やかだと、地元の小父さんが自慢気に話してくれた。しかし暑さの中でのこの登りはきつく、約30分休憩する。峠から望む海は美しかった。峠から梅出荷のためかコンクリート舗装の道を梅林に沿って、今回の行程では珍しい林の中も含めてひたすら下る。10時50分に海の直ぐ側の岩代王子に着き、暫し波と戯れる。更にトイレ休憩のため岩代駅に向かい11時5分に到着。トイレと共に水分も補給。往時は岩代王子から砂浜を通って向かった千里王子に山越えで向かう。途中に梅を干しているビニールハウスがあり、

道端にはツルリンドウに似た花が咲き乱れていた。途中から砂浜を歩き、海に注ぐ直前の川を渡って12時に千里王子到着。横にある千里観音堂で昼食を摂る。30分後に出発し、13時10分に梅干館に着き、梅ソフトクリームを食べたりお土産を買ったりで20分過ごす。13時45分に三鍋王子、13時55分に南部駅に着く。快晴の下暑さに耐え、日陰を求め、水分を絶えず補給しながらの、でも清々しい一日だった。無事完歩を祝って缶ビールで祝杯と行きたいところだが、何処にも酒屋がない。結局和歌山駅でビール等を購入し、車内で周囲に迷惑をかけない範囲での祝宴となった。  な
写真:塩屋王子 切目王子 中山王子 梅干しハウス