活動記録1>4/24第59回古道探索会 / 奈良・初瀬街道

10時10分に近鉄桜井駅を出発したのは10名。
近鉄・JRの線路を跨いで駅前の大通りから左折する。
そこは野菜の青空市を開き、うだつの上がった立派な店構えの
薬局がある、古道の趣が残る商店街だった。


突き当りの宇陀ヶ辻交差点から近鉄に沿い、更に線路から別れて国道、県道を横切って
慈恩寺阿弥陀堂に着いた。その奥の階段を上れば玉列(たまつら)神社。


阿弥陀堂には樹齢400年と言われる立派なケヤキがある。
暖かい日差しの下、玉列神社に参拝後阿弥陀堂前から東海自然歩道に沿って春日神社に到着。
ここで遅れると連絡のあった1名と合流して総勢11名となる。

 丁度統一地方選の投票所になっていたので、門が開いていた
朝倉小のグランドを横切り白山神社に。
ここには万葉集発祥の地の碑と雄略天皇の歌碑が立っていた。
途中オドリコソウの小さな群落を見て出雲の流れ地蔵に。
初瀬川上流から流れてきたと伝わる、腰から下が埋まっているという珍しいお地蔵さんでした。


そして十二柱神社へ。相撲の元祖といわれ当麻蹶速に勝った野見宿禰が住んでいた地で、
この神社にはその五輪塔が建てられていた。


神社に着いたのが12時10分、昼食の時間だが既に別のグループが大勢食事中だったので、
観光センターに向かう。約20分で観光センターに到着、ここで昼食を摂る。
もう最終目的地の長谷寺は目と鼻の先。


 昼食後参道を草餅の試食などしながらのんびり歩き、まず法起院へ。
ここには多羅葉樹があり、葉を切らずに葉裏に願い事を書けば叶うとのことで、
色々な願いが書かれていた。中にはどうして書いたのかと思うほど高い枝の葉にも
願い事が書かれていた。500円の拝観料を払って長谷寺に入る。

境内のボタンはまだ咲いていなかったが、枝垂桜と石楠花が見頃を迎えていた。
長谷観音はやはり大きく、本堂の舞台からの眺めは素晴しい。
また童顔のお坊さんが案内している姿は微笑ましかった。

 境内をゆっくり散策して帰路につき、本行程中最難関の長谷寺駅への上りに掛かる。
15時長谷寺駅着。6人が鶴橋で恒例の反省会を開き、今日一日の結びとした。   な